塩酸や水酸化ナトリウム等の電解質の物質は、水に溶けると電離しイオンになるため、通常の分子と比べて物性が大きく異なります。本セッションでは、Aspen Plus®における電解質の取り扱い方について説明します。 また、今回のウェビナーでは、弊社ソリューションコンサルタントの説明の後に三井化学株式会社の鈴木照彦様より事例をご紹介頂きます。
三井化学株式会社様事例のご紹介:
「Aspen Plusによる塩化水素水溶液への塩素溶解度推算精度の改善」
Aspen Plusに内蔵されている現状の電解質の機能により、塩素の水への溶解度および塩化水素―水の気液平衡は非常に正確に推算できる。しかし、塩化水素水溶液中への塩素の溶解度の推算が正確にできないという問題があった。今回AspenTech®社の技術者の協力により、この問題が改善され、塩素―塩化水素―水の3成分系の気液平衡計算が非常に正確にできるようになった。